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日本産の漆は、漆掻き職人の高齢化、後継者難、中山間地域農業の疲弊と荒廃による漆の木の激減などにより、非常に厳しい状況にあります。このため、国産漆の生産量は年々減少し、国内の使用量の1~2%程度にとどまっています。

新しい作品に加え、国宝や重要文化財の修復にも日本の漆を用いることが求められます。一方、その供給は不安定であるため、目先の課題を解決するだけでなく、長期的な視点で取り組む必要があります。一言で言えば、漆の生産量と質の向上が不可欠です。

1997年、漆掻き職人が減り続けることに危機感を抱いた17人の漆作家が「壱木呂の会」を立ち上げました。以来、「壱木呂の会」は、漆の木オーナー(寄付)制度の創設、漆の植林事業や、消滅の危機に瀕している漆掻き道具の製造工程の記録などの活動を行っています。近年は、研究機関や奥久慈漆生産組合と連携し、漆の優良品種の開発にも地道に取り組んでいます。

「壱木呂の会」は2013年にNPO法人化し、活動の幅を広げています。セリーヌはこのパートナーシップを通じて、日本各地で、より多くの漆の木を育てる支援をし、漆芸や漆掻きにまつわる、何世紀にもわたる伝統技術の継承をサポートいたします。


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彦十蒔絵は、2025年大阪・関西万博のために、セリーヌとの特別なパートナーシップのもと、漆塗りの「トリオンフ」アートピース3点を制作しました。

日本の職人技とパリのメゾンのシンボルであるトリオンフとの出会いは、世界中のアーティストや職人が共有する伝統と継承に対する敬意へのオマージュです。会場では彦十蒔絵作の漆芸作品とセリーヌのハンドバッグが向かい合ってディスプレイされ、豊かな技術とノウハウの歴史を現代につなぎます。

トリオンフ 金 - 木彫漆塗り高蒔絵金箔仕上げ 松竹梅モチーフ
トリオンフ 黒 - 木彫漆塗り平蒔絵仕上げ 松竹梅モチーフ
トリオンフ 本朱 - 木彫漆塗り平蒔絵仕上げ 松竹梅モチーフ

この3色を組み合わせることで、日本文化の最も伝統的な価値を表しています。朱色は復活と再生、黒は雅と形式、金は太陽の光と自然を意味する色です。
 

PROFILE

PROFILE

漆芸集団
彦十蒔絵 / HIKOJU MAKIE
 

彦十蒔絵は、輪島市(石川県)を拠点として伝統的な漆塗りの作品や美術品を制作する日本のアーティスト集団です。

漆器は何千年もの間、日本の伝統や文化をつなぐ道具として使われてきました。彦十蒔絵は、現代の感覚やユーモアを作品に取り入れ、先人が残した大切な思いを後世に伝えています。

2004年に設立された彦十蒔絵は、民俗哲学、古典文学、日常の生活様式から得た知恵と考察を通して、日本のアイデンティティの独自性と民族性を見出しました。職人の手による漆の熟練した技術は、それらを他の芸術形式や新たな次元と結びつけるメッセンジャーの役割を担っています。

彦十蒔絵は、過去・現在・未来をつなぐ架け橋として、色々な素材や技法を取り入れ、異業種とのコラボレーションや持続可能なプロジェクトに挑戦するなど、漆というアートを後世に引き継ぐためのさまざまな取り組みを行っています。

作品は、漆工芸博物館(ドイツ、ミュンスター)やヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス、ロンドン)に収蔵されているほか、ポーラ美術館(日本、箱根)、台南市文化祭(台湾)、バーレーン国立博物館、ギャラリー27(イギリス、ロンドン)、輪島漆芸美術館(日本、輪島)、香港大学美術博物館、サントリー美術館(日本、東京)、超絶技巧展などでも出品されました。

彦十蒔絵を創設し20年間率いたプロデューサーの若宮隆志は、2014年石川県国際漆展大賞、2015年石川デザイン賞、2024年第4回古典の日文化基金賞美術・生活文化部門大賞、2025年第五回三井ゴールデン匠賞など数々の賞を受賞しているほか、2014年には文化庁文化交流使にも任命されています。

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3つのトリオンフ バッグは、大阪・関西万博のために特別に制作された限定品です。黒、赤、金の3色は、彦十蒔絵が特別に製作した漆芸作品から着想を得ています。

貴重なレザーを使用し、内側にはラムスキンのライニングが施され、梅のモチーフの金箔押しがなされています。梅は、継続と長寿の吉祥を願って広く用いられてきた日本を象徴するアイコンです。特別な限定品のしるしとして、それぞれのバッグにはリミテッドエディションナンバリングが施され、内側のライニングに金箔押しされています

PROFILE

PROFILE

美術家、映像作家 
中村壮志 / SOSHI NAKAMURA

1991年熊本生まれ。映像インスタレーションを軸に、音響、舞台、パフォーマンスなど様々なメディアを用い、個人や集合的な文化的記憶の継承と喪失、人工と物語、儚さ、風景とテクノロジーなどを主題として、潜在する関係性を探求しています。

自然現象や地球環境を長期的な時間で捉え、人の営みや現在との関係性を提示する映像コレクティヴMANTLE(伊阪柊+中村壮志)としても活動。

主な展覧会、上映に 「潸潸、燦燦 | Echoes」(熊本市現代美術館、熊本、2025)、「もれ出づる一日」(The 5th Floor、東京、2023)、「松果体の刺身」( 合美術館、武漢、2024)、「End of Summer」(Yale Union、ポートランド、2019)「Standing Ovation|四肢の向かう先」( 旧ホテルニューアカオ , 静岡 , 2021)、「Sound/Voice/Contact | 鼓動 」( 東京都庭園美術館新館、東京 、2022)、MANTLEとして「DXP - 次のインターフェースへ」( 金沢 21 世紀美術館、石川、2023)など。

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